埼玉きもの散歩絹の記憶と手仕事を訪ねて
染織、職人、まちづくり、各地の名産、それらを育んだ埼玉の各地域をNPO川越きもの散歩の代表が訪ね歩いた。過去と現在、絹の記憶をたどりながら着物で魅せる小さな旅をまとめた。
「これからは着物の時代と確信をもてました。この本は日本の奥深くに潜んでいる宝物がつまった箱です。」法政大学総長 田中優子氏が推薦。
- 著者等
- 藤井美登利
- 出版年月
- 2016年3月
- 版型
- B5変
- 頁数
- 240ページ
- ISBN
- 9784878914294
- 価格
- 2,300円+税
きものや伝統工芸が私たちの日常から少しずつ遠くなっていることがもったいなくって、同じ思いの仲間たちと埼玉県を回りました。
普段着のきもので出かけたくなるようなまちも、埼玉にはたくさんあり、地域の暮らしを大切に、まちの記憶を掘り起こしている方々との出会いがありました。
―はじめに―から抜粋
目次
- はじめに
- 埼玉きもの散歩MAP
- 川越 江戸の面影を探して きもので訪れたいまち
- 川島・朝霞・新座・三富・所沢
- 入間 狭山茶と織物ゆかりのまち
- 飯能 材木と絹で栄えた清流のあるまち
- 日高・狭山・毛呂山・越生
- 小川・東秩父
- 秩父地方
- 皆野・小鹿野
- 児玉・本庄
- 熊谷・深谷
- 富岡製糸場と先人の歩み
- 行田 忍藩十万石・歴史のロマン漂う城下町
- 羽生 武州の藍染めのふるさと
- 加須
- さいたま市・岩槻・蕨・三郷・八潮
- さいたま絹文化研究会
- 着物と歴史的町並み ―田村均(埼玉大学)
- おわりに ―受け継ぎ伝えていくもの
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