旧鎌倉街道 探索の旅Ⅰ上道・山ノ道編
約40年前に刊行を開始し好評を得たものの、長期間絶版だったシリーズ全4冊が2巻ごと合本しました。
復刻第1弾は、鎌倉・町田・府中から所沢・寄居・児玉を経て高崎に至る「上道」と秩父・藤岡を経て信州へと続く渓谷美あふれる「山ノ道」を紹介。主道を中心に再編集し読みやすくなった、古道研究の資料に、歴史散歩のガイドに最適な手引書。
- 著者等
- 芳賀善次郎
- 出版年月
- 2017年4月
- 版型
- A5判
- 頁数
- 304ページ
- ISBN
- 9784878914416
- 価格
- 2,500円+税
朝日新聞(2017年6月2日付)に掲載されました!
テレビ埼玉で放映し、小社で書籍化もした『鎌倉街道夢紀行』の作家:塩澤裕(しおざわゆたか)氏が、元本・芳賀善次郎著の持ち味そのままに甦えらせました。
判が大きくなった分、文字が大きくなり読みやすくなりました。
現在、街道を歩かれている方には必ずお役立ちします。
そして、意外にも自宅の近くが旧鎌倉街道が通っていたりして発見があります。
旧鎌倉街道をたどってみませんか。
★★ 第2弾「中道・下道編」も全国で発売中です。
*さきたま「友の会」に配本しました。
目次
- 凡例
- 全体図
- 【上道編】
- はじめに
- 1 鎌倉から東俣野〈鎌倉丘陵を通る道〉 化粧坂の急坂を超えて
- 2 東俣野から本町田へ〈多摩丘陵を超える道〉 石仏の多い道に沿って 境川添いの古村を通って
- 3 本町田から関戸へ〈多摩丘陵を通る道〉 七国山を超えて 関戸の霞が関へ
- 4 関戸から苦林へ〈武蔵野台地を通る道〉 武蔵国の国府へ ロマンの残る恋ヶ窪 久米川の宿へ 入間川の宿へ 女影の宿へ 苦林の宿へ
- 5 苦林から藤岡へ〈比企・児玉両丘陵を通る道〉 大蔵へ 赤浜へ 藤岡へ
- 6 藤岡から高崎へ〈利根川上流地域を通る道〉 鮎川へ 山名へ 高崎へ
- 【山ノ道編】
- はじめのことば
- 1 藤岡から皆野へ 上州からの交通路
- 2 皆野から秩父市街地へ 古代秩父群の主要道
- 3 秩父から二子山軽油名栗へ 秩父群衙から国府への道
- 4 横瀬から妻坂峠経由名栗へ 武甲山への参道
- 5 名栗から網代へ 渡来人文化伝播路
- 6 網代から八王子市舘町へ 武士団の連絡路
- 7 大戸から町田市原町田へ 絹の道
- 参考文献
- 著者略歴
- 索引
復刻しましたね、嬉しい限りです。「武蔵・相模は中世が面白い」と感じて鎌倉街道を歩いていますが、なるほど実感です。ただ「失われた道」&資料やガイドブック等が少なく結構手間がかかりますので、グットタイミングでした。やはり手元に強い味方があると弾みがつきます、本書を手引きに楽しみながら歩こうと思います。