誰も知らない埼玉
《渋沢栄一の過激さと純真さ「天朝組」を解説》 日本の首都は埼玉・本庄だったかも?渋沢栄一の若かりし頃の素顔とは?秩父~群馬に世界最長のトンネルが?など「埼玉愛」にあふれすぎる著者が歩き、調べ、考え、導き出した驚きのエピソードの数々を独特のジャンルごとに紹介。
これであなたも埼玉マニア!
- 著者等
- 鶴崎敏康
- 出版年月
- 2018年2月
- 版型
- A5判
- 頁数
- 444ページ
- ISBN
- 9784878914447
- 価格
- 1,900円+税
目次
ぷろろーぐ あなたは本当の「黒部ダム」を絶対に知らない!
人間
- その後のきらめく出世で、「詩人的小説的」渋沢栄一は、危なく眩しすぎて
- 東京駅でなく「上野駅」が埼玉から生まれたなんて、それはびっくり
- 処刑場の景色に舞う「火の玉」と女郎。「東国無双の美人」の〈涙橋〉
夢幻
- バウムクーヘンの一つの層になった、お父さんたちの一獲千金の夢の跡
- 像、塚、神まではまだわかるが、街まで「美女」にしちゃうのは風土?
遺産
- 景観の中の違和感が、まるでオーパーツ。素敵な〝場違いの遺物”たち
- 車のない江戸時代の「ラウンドアバウト」。それに〈水〉の「ラ・ア」
創造
- 誰にも見られず刻々とアル物を移送している秘密のトンネル=ライン
- まるで菊池の『恩讐の彼方へ』のような「年5、6頭」を救った隧道
- 誰もその正式な名前など口にせず、みんな「おらく橋」と呼んできた
自然
もう一つあるんだったら、あっちは「日光華厳の滝」と言わなくちゃ
「日本一」がこんなにもあり、埼玉にもなんと四つもあった〈富士山〉
ヘンな名前の山、同じような名前の山、他県のような岳がなぜあるの
本家の「竜」より、さらにバージョンアップしたこちらの「龍」の河川
愛ちゃん、幸ちゃん、北海道みたい。「棺おけ」を連想させる川、地名
自慢
まかり間違えば「首都=本庄」だったが残念ながら幻で終わっちゃった
灯台下暗し。三代も続けて天才「本因坊」がこの埼玉で現れていたのだ
許せない東京の図々しさ、と小声でだらしない埼玉の明暗をわけた三話
数字
昔の悪ガキは「百貫デブ」と悪たれたが、埼玉の「二貫・三貫・千貫」
まるで茨城の高校か「七十七銀行」か。県内の数列の神々
「百」の天才と季節の「七」をはじめ、仏像だって負けていない
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