水と闘う地域と人々利根川・中条堤と明治43年大水害
熊谷・行田にいまも残る中条堤。その歴史は古代にさかのぼり、たびたび氾濫する利根川の堤防として中世~近世に完成した。中条堤の変遷と、決壊し東京まで大惨事となった明治43年の洪水について詳述。今後の埼玉平野および利根川の治水に重要な提言といえよう。
- 著者等
- 松浦茂樹・松尾宏
- 出版年月
- 2014年3月
- 版型
- A5判
- 頁数
- 242ページ
- ISBN
- 9784878914065
- 価格
- 2,000円+税
目次
序章
第一章 中条邸の概要
第二章 近世の中条提
第三章 明治時代の論争と利根川治水
第四章 明治四十三年大洪水と大論争
第五章 利根川明治回収と中条提
第六章 明治四十三年大水害
第七章 中条堤の修復とその後の変貌
第八章 中条堤の今後の期待
終りに
参考資料① 荒川の出水特性と明治四十三年出水
参考資料② 船田家文書「北埼玉郡上中条村堤関係書類総説」
参考資料③ 中条堤の高さについて
参考資料④ 東京市街の水害
参考文献
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