荒川流域の開発と神社in埼玉
荒川の流域は下流部を除きほとんどが埼玉県に属する。本書は、荒川の歴史的開発過程を史料、地質・地形、水害史などにもとづき詳述。また、神社の立地特性、水・河川との関わりから式内社の分類、出雲系神々の性格などを論考。豊富な図版と用語解説を付した荒川の歴史・文化研究必携の一冊。
- 著者等
- 松浦 茂樹
- 出版年月
- 2020年11月
- 版型
- A5判
- 頁数
- 264ページ
- ISBN
- 9784878914737
- 価格
- 2,500円+税
- POD価格
- 2,500円+税
- 在庫
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三省堂書店で注文する半世紀にわたる荒川研究の集大成
目次
第1章 荒川低地上流部の開発と治水
近代改修以前の概況/熊谷扇状地上での治水と水害/吉見領(比企郡吉見町)での治水と水害/右岸・左岸の地域対立/寛永六年の荒川付替/近代改修事業
第2章 荒川低地中流部の開発と治水
近代改修以前の荒川低地中流部/近代荒川改修
第3章 明治四十三年荒川大出水
気象状況/低地部(氾濫原)での出水と氾濫/秩父山地の土砂災害と今後の危険性
第4章 綾瀬川の歴史と現状
先史時代から古代/中世/近世/近代の綾瀬川治水/伊奈備前守忠次と備前渠
第5章 見沼田んぼの成立と展開
見沼低地の変遷の概況/伊奈忠治による溜池整備/井澤為永による見沼代用水路の開削/見沼三原則/畑作への転換と野田サギ山の消滅/埼玉平野開発と「関東流」「紀州流」
第6章 埼玉平野の開発と神社
埼玉平野の外部との連絡/武蔵国府の立地/4神社からみた埼玉平野の開発/氷川神社、白髭神社、金鑽神社の分布/名神大社・氷川神/埼玉平野の神社と出雲系神々
第7章 秩父盆地の開発と秩父神社
秩父神社の歴史と秩父盆地自然条件の概要/拠点としての秩父盆地の特性/秩父神社と「蛇」/神社から古代の開発を考える
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