埼玉の万葉集野山に流れた古歌を求めて 野外研叢書5
新元号に選ばれた万葉の文字。埼玉県内には万葉歌碑25基があり、貴族から下級官人、防人などさまざまな身分の人々が歌を残している。そのすべてを訪ね歩き、歌と作者者、その由来や土地の背景などを考察した。全国でも屈指の古さを誇る県内最古の碑は、行田市埼玉にある前玉(さきたま)神社の万葉灯篭に刻まれている。著者は万葉集研究家。
- 著者等
- 藤倉 明
- 出版年月
- 2014年11月
- 版型
- 四六判
- 頁数
- 228ページ
- ISBN
- 9784878914171
- 価格
- 1,800円+税
- 在庫
- 在庫なし
万葉集で日本文学を愉しもう
目次
1.はじめに
2.東国・武蔵国の相聞歌
3.「埼玉」にかかる歌
4.「入間道のおほやが原」の歌
5.「武蔵野」を詠んだ東歌
6.「那賀の曝井」の歌
7.「浅葉野」の歌
8.「鳰鳥の葛飾早稲」の歌
9.「高麗錦」の歌
10.明経博士・消奈行文の歌
11.卓抜した官僚・高麗福信
12.二首の「崩岸」の歌
13.「水くく野」の歌
14.「麻久良我の許我」の歌
15.防人の歌
16.大伴部真足女の歌
17.大伴部少歳の歌
18.「武蔵嶺の小峯」の歌
19.「足柄の御坂」の歌
20.三人の万葉集研究者
21.川越の万葉散歩
22.おわりに
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