戦国の栄光上杉謙信は何を目指したか
越後を基盤としながらも、羽生城を関東出兵の拠点とした謙信の動静を追う。
「関東管領」として、周辺の勢力とどう関わり、統治しようとしたのか。中世最後の舞台を彩った戦国人たちの苦闘と栄光。
- 著者等
- 金子 太治
- 出版年月
- 2024年1月
- 版型
- A5判
- 頁数
- 260ページ
- ISBN
- 9784878914928
- 価格
- 2,000円+税
2024年1月26日発売
目次
はしがき
論考1 上杉謙信は何を目指したか――戦国期連合権力の地平――
Ⅰ章 謙信の生きた越後
はじめに
越後の青苧
柏崎の制札
伊勢御師蔵田氏
越後の実情
Ⅰ章 註
Ⅱ章 外征の実態と国内外国衆
関東越山の真実と民衆の苦悩
越後盟主の苦悩と武田信玄
上杉関東味方中の内実――謙信の限界
阿賀北の巨頭――本庄繁長
Ⅱ章 註
Ⅲ章 上杉家家中「名字尽」の背景と最後の陣触――羽生衆の動向を中心として
上杉家家中「名字尽」について
はじめに
一、那波次郎
二、羽生衆の動向
三、後藤左京亮・河田九郎三郎・河田伯耆守
四、大石惣介
五、上野中務丞・小中大蔵丞・小中彦兵衛尉
六、竹沢山城守
七、倉賀野左衛門尉
その後――戦国領主たちの終焉
Ⅲ章 註
Ⅲ章【補足】 羽生城広田・木戸氏の自立
【追録】天徳寺宝衍と木戸元斎
一、天正十七年十一月の書状
二、佐野昌綱の死去について
三、京都での出会いと交流
四、木戸右衛門尉について
追録 註
論考2 上杉の意地と鴫野・今福の闘い
論考2 註
あとがき
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