武蔵武士そのロマンと栄光
平安末期から戦国時代、武蔵では武蔵武士が歴史の舞台で活躍した。武蔵武士の誕生から武蔵七党の登場と消滅、“武士の鑑”といわれた畠山重忠、大田道灌らの活躍とその生涯を文書など諸資料を駆使してあきらかにする。
- 著者等
- 福島正義
- 出版年月
- 1990年5月
- 版型
- B6判
- 頁数
- 278ページ
- ISBN
- 9784878910401
- 価格
- 1,942円+税
- POD価格
- 2,200円+税
- 在庫
- 在庫なし
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目次
はじめに
第一章 総論 中世武蔵武士と埼玉
(1) 武蔵武士の誕生
(2) 鎌倉幕府の精鋭部隊として
(3) 鎌倉時代の村落支配
(4) 南北朝時代の動乱の中で
(5) 室町時代は関東内乱の時代
(6) 北条早雲の登場
(7) 戦国時代の村落支配
第二章 武蔵七党の実像を探る
1⃣ 武蔵七党の発祥から消滅まで
(1)国司からの地方豪族へ
(2)武装化の契機
(3)牧の管理と騎馬戦法の獲得
(4)清和源氏を棟梁に仰いで
(5)雄飛する武蔵七党
(6)武蔵七党のつながり
2⃣ 村山党にみる武蔵武士団の実態
(1)村山党のおこり
(2)村山党の発展
(3)治承・寿永の乱と村山党
(4)鎌倉御家人としての村山党
3⃣ 円照寺の板碑と加治氏
(1)板碑(刻無学祖元臨剣頌)
(2)文永七年正月十三日丹治宗泰在銘の板碑
(3)嘉元三年八月八日在銘の板碑
(4)文和三年八月十五日丹治季貞在銘の板碑
(5)応安元年九月五日在銘の板碑
第三章 武蔵武士の活躍
1⃣ 畠山重忠 その虚像と実像
(1)長井の渡の参陣
(2)豪傑な重忠
(3)田沼御厨事件
(4)重忠の人間性
(5)重忠の最期
2⃣ 比企能員 頼朝恩顧の武将
(1)比企能員と源頼朝
(2)比企能員と信濃国目代
(3)比企朝宗と北陸道勧農使
(4)比企一族の反映
(5)比企能員と源頼家
(6)比企氏の乱
(7)比企一族の滅亡
3⃣ 武蔵武士西国へ
(1)熊谷氏の場合
(2)小代氏の場合
(3)移住後の本領
4⃣ 太田道灌 長尾景春と戦い
(1)景春と鉢形城
(2)五十子の戦
(3)用土原の戦
(4)景春の鉢形城退去
(5)景春の敗北
(6)道灌の死
5⃣ 北条氏邦 鉢形領の支配
(1)鉢形城主北条氏邦
①氏邦の藤田家襲封 ②後北条家部将としての活躍
③弟重連の毒殺事件 ④名胡桃事件
(2)鉢形領の支配
①鉢形城の防衛 ②家臣団の構成 ③氏邦の領民政策
6⃣ 鉢形落城
(1)天下統一の流れの中で
①小田原評定 ②鉢形城の攻防戦 ③落城の真相
(2)落城後の氏邦と一族・家臣
①氏邦の最期 ②氏邦の人間性 ③落城後の一族・家臣
7⃣ 太田三楽斎資生 知略に長けた武将
(1)岩付太田家の襲封
(2)知略の猛将
(3)岩付城の退散
(4)佐竹家の客分武将となる
(5)晩年の三楽斎資生
第四章 中世の館と城と道
1⃣ 埼玉の館と城郭
(1)はじめに
(2)菅谷城
(3)岩付城
(4)忍城
(5)松山城
2⃣ 鉢形城の歴史と沿革
(1)鉢形城の概要
①位置 ②構造 ③規模
(2)歴史的背景
①鉢形城の築城と発展 ②周辺の関連遺跡 ③鉢形城の落城
3⃣ 青鳥城跡について
(1)青鳥城の概観
(2)文献から見た青鳥城
(3)青鳥城跡をめぐる歴史的環境
4⃣ 埼玉の鎌倉街道
(1)はじめに
(2)鎌倉街道の成立
(3)鎌倉街道の発展
(4)おわりに
出展一覧
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