縄文に生きる勇者未来につなぐ 少年ナルの物語
幼い頃に父を亡くし、母・弟と暮らす引っ込み思案な少年ナル。森と湖の緑に包まれたミヌマ(見沼)で周囲に見守られながら育つ。チチブ(秩父)に赴く途中で「朱塗りの飾り弓」「黒く輝く石槍」を手に入れる。父の残した「緑の零石」を携え「赤い石」を求めて北を目指すことに。雄大で厳しい自然の中で仲間とともに成長する姿を描く。縄文時代がわかるコラムも収録。
- 著者等
- 藤村尚彦
- 出版年月
- 2022年12月
- 版型
- 四六判
- 頁数
- 288ページ
- ISBN
- 9784878914867
- 価格
- 1,600円+税
21世紀の縄文物語
縄文の時代にも「戦国武将」「幕末志士」と同じように、先頭に立って世界を切り拓く若者がいた。生まれつきの英雄ではなく、周囲に見守られ経験を積み重ねながら前へ進む少年。 いつの時代も、成長していく若者が時代を切り拓いていく。
目次
ナルが出会う人々
プロローグ
第一章 ミヌマ
第二章 狩人の道
第三章 チチブ
第四章 熊狩り
第五章 カスミの湖
第六章 一人旅
第七章 オヤマの里
第八章 越冬の日々
第九章 北へ
第十章 アイヌモシリ
第十一章 第二の故郷
ナルの生きる縄文の世界
長かった縄文時代/縄文時代の文化〈数え方〉/縄文の人々/乱流する河川/縄文の人々の食生活/塩と干貝/組織と交易/二つの大きな土器圏/津軽海峡/北の大島
おわりに
参考文献
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