乱流古河公方家の落日
戦国時代、合戦相次ぐ東国に北方より上杉謙信が進出。小田原を居城に、勢力拡大を図る北条氏。この二大勢力のはざまで、関東の国衆たちは対応に苦慮していた。その中、太田道灌の曾孫・太田三楽斎(資正)が知略を駆使して奮闘する。また、古河公方筆頭家臣、下総関宿城主である簗田晴助が次第に力を蓄え、里見氏、結城氏とともに大きな決断を下す。
- 著者等
- 北見輝平
- 出版年月
- 2023年4月
- 版型
- 四六判
- 頁数
- 256ページ
- ISBN
- 9784878914898
- 価格
- 1,500円+税
≪前作「鄙の御所」から百年後の歴史小説 ≫ 古河公方に迫る上杉、北条にどう立ち向かうのか、渾身の完結編
今川義元が織田信長に討たれた永禄3年(1560)を起点に、豊臣秀吉による小田原攻めまで、激動の30数年間の関東の情勢を描く。
新聞掲載されました
目次
序 章 囚われの城
第一章 鳴動
第二章 暗転
第三章 切迫
終 章 旅立ち
【著者紹介】
北見輝平(きたみてるへい)
1954年北海道美幌町生まれ。幼・少年時代を茨城県古河市で過ごす。
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